有職組紐からの未来へ向けて
道明においてはこれまで
⑴    伝統的な組紐技術、または伝統に立脚した新しい組紐技術を用い、
⑵    手染め手組みで、
⑶    シルクという原材料を使って
組紐を製作してきました。しかし、これからの時代に様々な分野において組紐技術の全く新しい活用を行うため、必要に応じて既存のルールを逸脱していきたいと考えております。⑴の伝統技術の利用については、これこそが組紐のコアバリューですので外すことはできないものです。
しかし⑵においては、例えば莫大な数量、物量を要する利用方法や、微細なスケールで厳密な製造精度を要する利用方法については、手仕事以外の方法での製作も考慮します。
⑶原材料について、現状における組紐の意匠や機能性はシルクという素材の組成によるところが大きいです。しかし、現状の用途よりもはるかに耐久性、耐候性を要する利用方法や、光る、透ける、温める、冷えるなど特殊な機能が必要とされる利用方法においてはシルク以外の素材の使用も考慮します。
有職組紐道明、「DOMYO」、道明組紐教処においてはこれまで通り手染め、手組みのシルク製の組紐づくりを追求します。しかし、組紐文化技術研究所での組紐づくりにおいては素材や製造方法における枷を外し、組紐技術の可能性を全方位に渡り徹底して追及致します。