OYMOD
OYMODは、370年の歴史を持つ組紐処「道明」のクラフトを一度ほどき、常識を裏返す新しいレーベルです。実験を重ねながら、これまでとは逆をいく発想やカタチで、組紐という概念そのものを組み直していきます。
組紐技術のさらなる進化
組紐とは、一本の細い紐の中に様々な意匠、構造、機能を詰め込むことができる、日本で独自の発展を遂げた伝統技術です。その膨大に蓄積された歴史的な技術を学ぶことこそが、良い組紐、そして応用の利く組紐をつくるために重要になります。歴史上、様々な用途に用いられてきた組紐ですが、現代においては、その技術の持つ普遍性にもかかわらず、非常に限られた分野での利用にとどまっています。だからこそ、新しい分野への展開、新しい技術や素材との組み合わせ、環境に配慮した持続可能なものづくりなど、未来に向けた発展と進化の可能性がまだ数多く残されていると、私たちは考えています。
道明ではこれまで、
(1)伝統的な組紐技術、あるいは伝統に立脚した新しい組紐技術を用い、
(2)手染め・手組みで、
(3)シルクという原材料を使って、組紐を製作してきました。
しかし現代において、様々な分野で組紐技術をまったく新しく活用しようとするとき、これらの枠組みが足かせになる場合があります。そこで「OYMOD」というカテゴリーにおいては、必要に応じて既存のルールから逸脱していきたいと考えています。
(1)については、長年の組紐研究で培った高度な技術を用いたものづくりを行うことに変わりはありません。(2)については、たとえば膨大な数量・物量を要する用途や、微細なスケールの紐、厳密な製造精度を要する用途については、機械生産、あるいは機械と手仕事を組み合わせたハイブリッドな製作も行います。(3)について、日本の組紐が持つ意匠や機能性は、シルクという素材の組成によるところが大きいものです。しかし、これまでの用途よりもはるかに高い耐久性・耐候性が求められる用途や、光る、透ける、温める、冷えるといった特殊な機能が必要とされる用途においては、シルク以外の素材の使用も考慮していきます。
和装部門である「有職組紐道明」では、これまでどおり絹糸を用いた手染め・手組みによる組紐づくりを追求していきます。一方で「OYMOD」における組紐づくりでは、素材や製造方法にまつわる枷を外し、組紐技術の可能性を全方位へと追求していきます。

2026年
デザイン上海
DESIGN SHANGHAI



前年に引き続きアジア最大の見本市であるデザイン上海2026に出展しました。会場は70年以上の歴史を持つ記念碑的建造物の上海展覧中心で行われました。

2026年
プルミエールビジョン メゾンドエクセプション
Paris Première Vision Masion D’exception



世界最大規模のファッション素材見本市プルミエールビジョンの中で、特に希少性の高い技術を持つ企業のみが出展できるメゾンドエクセプションブースに初出展しました。全世界で20社程しか出展することができないクローズドなスペースです。

2026年
メゾンエオブジェ
Maison&Objet


パリで開催されるインテリア&デザイン見本市メゾンエオブジェに、江戸東京きらりプロジェクト参加企業の一社として出展しました。前年に引き続きパリのデザイナーとのコラボ作品を出展しました。

2025年
DOMYO × Hanako Stubbe
組紐ウォールパネル
Decorative wall panels



パリを拠点に活動するデザイナーHanako Stubbeとのコラボレーション作品です。 この壁面装飾パネルのシリーズは、日本の自然の象徴から着想を得て、SUN(太陽)は生命力の源、MOSS(苔)は柔らかさと静けさ、CHERRY TREE(桜)は儚さと時の移ろいを、それぞれ表現しています。 1ピースからご購入いただけます。また、複数枚を組み合わせることで、より大きなタペストリーとしてもお使いいただけます。
DESIGNER BIOGRAPHY ハナコは、パリのENSAAMAおよびENSCI-Les Ateliersを卒業後、インテリアのためのオーダーメイド・ファブリックや、唯一無二のアートワークを手がけています。 彼女が試みるのは、織物が織りなす空間の構築、色彩の美しく響き合う相互作用、そして素材そのものが持つプリミティブな質感の探求です。職人やデザイナーたちとのコラボレーションを通じ、五感に深く染み入る、緻密で詩的なデザインを紡ぎ出しています。 彼女のものづくりの根底にあるのは、持続可能性(サステナビリティ)への真摯な眼差しです。地域の伝統やエコロジー、そして倫理的な製造プロセスを尊び、未来へとつながる美を表現しています。

2025年
OYMODプロダクトシリーズ第一弾組紐ベルト
The first release is the kumihimo belt



OYMODは、370年の歴史を持つ 組紐処「道明」のクラフトを一度ほどき、 常識を裏返す新レーベル。 実験を重ねながら、 今までの逆をいく発想やカタチで 組紐の概念を組み直します。 第一弾は、組紐ベルト。 腰に巻く一本の線は、古来の願いや思いを現代に引き継ぎ、 身につける人の個性とスタイルを引き立たせます。
OYMOD SITE
2025年
DOMYO × Audrey Bigouin
組紐バスケット
HIMO Fruits Basket



フルーツバスケット「HIMO」は、組紐の繊細な技術をインテリアデザインに取り入れた商品です。道明の卓越した技術の限界をさらに押し広げ、絹の組紐が空間に広がり、それ自体が主役になるデザインです。このフルーツバスケットは日常に機能的・瞑想的な新しい風を吹き込み、分かち合いとおもてなしの精神を誘います。
DESIGNER BIOGRAPHY
オードレ・ビグアンは、柔らかい素材を専門とするデザイナーです。2021年、高級レザーグッズ業界でのキャリアを経て、「Audrey B. Studio」を設立しました。このスタジオは、原材料と職人技に対して革新的な視点を持ち、ファッション、デザイン、インテリアなど高級市場向けにオーダーメイドの制作物を作り上げています。

2024年
LVMH メティエダール パリでの展示
Exhibition at LVMH Métiers d’Art Paris



LVMHグループの素材部門である LVMH Métiers d’Art Parisで開催されたジャパンクラフト展にて、弊社の復元模造品の展示や組紐制作の実演を行いました。

2024年
演劇「糸」製作協力
Production support for the play 'Ito (Thread)'

組紐をテーマとした演劇作品の制作に協力しました。出演者たちが身に着けるブレスレットの制作や演出として登場する組紐制作シーンの指導を行いました。

2021年
東京大学舘研究室×有職組紐道明
位相幾何学を用いた3次元組紐
University of Tokyo Tachi Lab × DOMYO
Three-dimensional kumihimo using topology




正式なタイトルは「四面体の測地線に基づく組紐の分岐と結合」東京大学舘研究室のデザインによる試作インスタレーション。数本の丸組の組紐が合流分離しながら立体的な組紐を形成する。ジャパンハウス巡回企画展のために制作された。

2021年
アクリル製組台
Acrylic braiding stand



倉俣史朗のミスブランチも手掛けたメーカーに依頼し、組紐の製作に用いる高台と丸台をアクリルで作った。組台自体は透明化し、そこに掛けられた糸のみがその場に浮遊するように存在している。製作工程に現れる組紐の構造が浮き上がる。ジャパンハウス巡回企画展のために制作された。

2021年
長谷川彰良×有職組紐道明
組紐による衣服の再構築
Akira Hasegawa × DOMYO
Reconstructing garments with kumihimo



衣服標本家である長谷川彰良氏のコンセプトに基づき、18世紀の衣服を分解しそれを型紙として素材を変更して再構築した作品。その中のひも状の部品をシルク製の組紐に置き換えた。ジャパンハウス巡回企画展のために制作された。

2020年
蓄光シルクによる組紐
Kumihimo made with fluorescent silk


大日本蚕糸会より提供を受けた蓄光シルクによる幅広の組紐を作り額装した。シルク自体が蓄光せいで暗くなると発光する。

2015年
「ネクタイとシャツ」展
‘Neckties and Shirts’ exhibition

道明は40年以上前に、それまで一定の幅でしか組むことができなかった組紐の幅を徐々に広げる増し玉技法を開発し、ネクタイを商品化した。そして新たに商品化した蝶ネクタイなどの新プロダクトも加え、京都JASMINのシャツとのコラボレーション展示を行った。

2014年
DOMYOキックオフ展
DOMYO kickoff exhibition



日本固有の伝統工芸である組紐を世界中の人々に届けることを目的として、有職組紐道明の洋装部門「DOMYO」がスタートした。キックオフ展は表参道の利菴アーツギャラリーにて開催された。

1980年
組紐タペストリー
Kumihimo tapestry

道明では1980年代にできる限り幅広の組紐を作ることを目標に、タペストリー制作に取り組みました。細く長い紐を作ることに長けた組紐技法で、幅の広いものを作ることは困難を伴いましたが、並行台を活用して1m近い幅まで作ることに成功しました。途中で糸の引っ掛けや切替を行うことで繰り返しではない変化にとんだパターンものも多数手がけました。

様々なコラボレーション
Various collaborations

カーサブルータス企画 明日のベストバイ シューレース



コンプレックスビズとのコラボレーションによるヘアアクセサリー


えちごトキめきリゾート雪月花 の列車乗務員用ブローチ

マオカワナベとのコラボレーションによる帽子

デザイン事務所 あさのはとのコラボレーションによるクラッチバッグ

カメラストラップ
Camera strap

写真家の土門拳のカメラのストラップを製作しました。緑の冠組です。写真家の魂ともいえるカメラを預けるストラップには相応の格と質が求められる。手組の組紐の風合いはうってつけなのではないか。
