道明組紐教室の特徴

道明組紐教室の特徴

 
1.法隆寺、正倉院、神護寺、厳島神社、中尊寺などが所蔵する組紐の
       歴史的名品の組み方をいかした作品を作ります。

2.染め色の美しさと鮮麗な配色により色彩感覚を磨きます。
3.繊細な絹の感触を心ゆくまで楽しみます。
4.帯締製作を主に、ネックレス、ペンダント、ネクタイなど現代生活
       にふさわしいものを作ります。


カリキュラム


角台コース(四つ組、角八つ組、丸八つ組など)
丸台コース(奈良組、丸源氏組、御岳組、唐組など)
高台コース(安田組、高麗組、地内記組、亀甲組など)
を経て、研究科へと進み、さらに複雑な組み方や名品の復元などを学びます。組み方の多くは道明の帯締製品と同じものです。いすに座って組みます。


講義


組紐の歴史的・文化的背景への理解を深めるために、年4回の講義を行っています。
毎回、組紐の歴史的名品を一点ずつ取り上げ、技術や用途、由緒や所蔵先などを詳しく解説し、今日の組み方の原点への理解を深めます。また教室講師による技術のポイントについて、テーマを決めて取り上げ、技術の向上を目指します。


道明組紐教室作品展


毎年、全教室の作品が一堂に会する展覧会を開催しています。
作品の芸術性、技術の高さ、レパートリーの豊かさは他の追随をゆるしません。
 
 → 詳細はこちら


講師から

 
器用・不器用は最初の一日だけ、あとは心をこめて組み続ければどなたでも上達していきます。
またお家で一日一時間でもお組みになる方は格段に上達が早いといえます。
何本もの絹糸をつけた玉を動かしますので、目の細かい作業ではなく、おおらかに組むことが大切です。
最初は組み方図を見ながらゆっくりと組んでいきますが、やがて組み方図を見なくても組めるようになります。